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【食品の安全考】ヒジキの鉄分は鉄釜とステンレス釜でなんと10倍の差!? 給食は献立見直し、業界は猛反発するが…

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【食品の安全考】
ヒジキの鉄分は鉄釜とステンレス釜でなんと10倍の差!? 給食は献立見直し、業界は猛反発するが…

鉄分量で注目される干しヒジキ。波紋が広がっている 鉄分量で注目される干しヒジキ。波紋が広がっている

 今回の改訂では、栄養計算の助けになるよう、干しヒジキを水で戻し、ゆでたり油で炒めたりしたときの栄養価も測定。結果は鉄釜・ステンレス釜ともに乾燥状態の約20分の1だった。水で戻すことで重量が増えた分、100グラム当たりの成分値が相対的に減ったとみられる。

違いは産地?

 公表された数値に、これまで鉄分の多さをアピールしてきたヒジキ業界からは反発の声が上がっている。

 輸入ヒジキを販売する兵庫県の会社は「鉄釜を使わなくなったのは40年以上も前。なぜ今になって再調査なのか」と憤る。商品パッケージに鉄分量を表示する三重県の海産物販売・加工会社は「成分表の数値が正しいと思って使ってきた。収穫時期などによっても栄養成分は変わるはずだが、そうしたことは考慮されているのか」と疑問を呈する。

 ヒジキの製造・販売会社などが加盟する「日本ひじき協議会」は今月7日、ホームページに「ひじきの鉄分について」と題した文面を掲載した。

 それによると、同協議会は、国産と韓国産、中国産の産地別に鉄分含有量を独自に調査。その結果、国産は100グラム当たり7・7ミリグラムで食品成分表のステンレス釜の数値に近かったが、韓国産は同47・6ミリグラム、中国産は同47・7ミリグラムと鉄釜に近かった。検査した干しヒジキはすべてステンレス釜で作られたもので、同協議会は「釜の材質による鉄分含有量の違いはない」と推測しているといい、今後、産地ごとの鉄分含有量を業界標準とするための研究を進める方針を示した。

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