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【iRONNA発】一人っ子政策廃止 中国が背負い続ける「罪と罰」 富坂聰氏

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【iRONNA発】
一人っ子政策廃止 中国が背負い続ける「罪と罰」 富坂聰氏

中国河北省張家口市の病院でベッドに並ぶ新生児(本文とは関係ありません) =共同 中国河北省張家口市の病院でベッドに並ぶ新生児(本文とは関係ありません) =共同

 中国で36年間続いた「一人っ子政策」が完全撤廃され、今月から全ての夫婦が2人目の子供まで認められるようになった。近年、中国社会で急速に進む超高齢化の阻止が歴史的な政策転換の背景にあるが、「もう手遅れ」と指摘する専門家も多い。一人っ子廃止の背景と中国社会の闇を暴く。(iRONNA

 2015年が終わろうとする中国では、なぜか慌てて婚姻届を出そうとするカップルが急増した。その理由は、1月1日から正式に「一人っ子政策」が廃止され、それに伴い「晩婚手当」も廃止されることが決まったからである。

 女性は23歳以上、男性は25歳以上が晩婚の条件だから、都市では平均的な結婚年齢である。結婚を意識していたカップルが、「どうせ結婚するなら手当があるうちに」と、民生局に殺到したのである。

 人口ピラミッドのゆがみから生まれる問題といえば、最初に思い浮かぶのが高齢化であり、それに伴う社会保障の負担である。これが深刻な問題であることは言をまたないが、高齢化や社会保障の財源不足問題は産児制限をしてこなかった国にも存在する。

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