産経ニュース

【大人も発達障害】「職場での雑談が苦手」「空気が読めない」 見過ごされ、成人後に気づく“障害”とは

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【大人も発達障害】
「職場での雑談が苦手」「空気が読めない」 見過ごされ、成人後に気づく“障害”とは

発達障害の患者向けのデイケアでは感情のコントロールの仕方などを学ぶ=東京都世田谷区の昭和大烏山病院 発達障害の患者向けのデイケアでは感情のコントロールの仕方などを学ぶ=東京都世田谷区の昭和大烏山病院

 しかし、他の発達障害については治療薬がまだなく、大人の発達障害を正しく診断できる医療機関は多くはないのが現状だ。

幼少期は見過ごされやすい

 昭和大学の発達障害医療研究所、加藤進昌所長は「子供の頃から症状はあるが、親ら周囲がカバーするなどしてトラブルにならない場合は、見過ごされてしまうこともある」と、発達障害全般についてこう指摘する。大人になって人間関係が複雑になったり、就職や結婚で環境が変化したりする際、適応できずに社会生活に支障をきたし、受診に至るケースが多いという。

 同大烏山病院(東京都世田谷区)は平成20年に発達障害外来を設置。初診患者の累計は4000人を超える。加藤所長は、人との意思疎通や交流が難しい「自閉症スペクトラム障害(ASD)」について、「70~80人に1人の割合とされる。大人になって分かった場合でも、治療により症状を改善させたり、コミュニケーションの方法を学んで生きづらさを解消したりできる」と話す。

「居場所」作りにも

 「雑談が苦手です」「他人に関心が持てない」

 同病院で昨年11月、30~50代を中心とした発達障害の患者約20人が、日常生活の悩みを話し合った。

続きを読む

「ニュース」のランキング