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【防衛最前線・総集編(下)】空自の装備を一挙公開! F15、F35、PAC3、空中給油機…

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【防衛最前線・総集編(下)】
空自の装備を一挙公開! F15、F35、PAC3、空中給油機…

航空自衛隊の主力戦闘機F15(空自提供) 航空自衛隊の主力戦闘機F15(空自提供)

E767早期警戒管制機

 中国にとって巡航ミサイルは、米軍の展開を阻む接近阻止・領域拒否(A2/AD)戦略の「中核をなすもの」(海上自衛隊関係者)と位置付けられている。台湾や日本はおろか、米領グアム、オーストラリアのダーウィン、インド洋の英領ディエゴガルシアも射程に収めているとされ、米国防総省も警鐘を鳴らしている。

 巡航ミサイルは低空飛行するため、水平線の向こう側の捕捉能力に欠ける地上レーダーでは早期発見が難しい。このため、巡航ミサイル防衛で中心的な役割を担うのが、航空自衛隊のE767早期警戒管制機だ。「空中警戒管制機(Airborne Warning And Control System)」の頭文字を取り、「AWACS(エーワックス)」と呼ばれることが多い。

 敵の航空機や巡航ミサイルが日本の領空に近づいてくるのをいち早く察知する。高高度から約800キロの範囲を視野に収めることができ、約12時間の飛行で約7200キロを飛ぶ。

 より小回りがきくE2C早期警戒機と役割分担して早期警戒に当たるが、E2Cにない「管制」の能力も備えている。E2CやOP3C画像情報収集機のデータを集約し、敵機を迎え撃つ戦闘機に敵の位置や進行方向を伝える中継局の役割も担う。E767が「空飛ぶ司令塔」呼ばれるのはこのためだ。

 全長49メートル、全幅48メートルの大きな機体を生かし、多種多様な電子機器を積み込むことができる。韓国軍やオーストラリア軍も導入を検討したが、1機で約550億円するコストがネックとなり見送られた。米軍ですら保有しておらず、世界で空自だけ4機を運用している。E767はE2Cとともに外国軍機の“第一発見者”となるべく、再び騒がしくなった日本周辺の空に目を光らせている。

(政治部 石鍋圭)

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