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【正論 特別対談(上)】ジェームス・E・アワー×田久保忠衛 「9条が日本人を困惑させている」

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【正論 特別対談(上)】
ジェームス・E・アワー×田久保忠衛 「9条が日本人を困惑させている」

ジェームス・E・アワー氏(鴨川一也撮影)

問われる自主的な実行力

 戦後70年の昨年、安保法制が成立して日米同盟は新しい時代を迎えた。明けて平成28(2016)年、「法治」「自由」「人権」などの普遍的な価値をめぐって国際社会の二極化が進む中、日本の進むべき道とは…。日米同盟を長年支え、正論大賞初の外国人受賞者となったヴァンダービルト大名誉教授のジェームス・E・アワー氏と、同賞受賞者(平成8年)の国際政治学者で杏林大名誉教授の田久保忠衛氏に語ってもらった。(司会 産経新聞特別記者・論説委員 湯浅博)

 湯浅 アワーさんは産経新聞の「正論」欄に、文字通り「正論」らしいお話を毎回書いていただいて、読者には日米関係、日米同盟について大きな理解が進むものと思います。まず、昨年成立した新安保法制の評価について聞かせてください。

 アワー 小さな一歩かもしれませんが、前向きに評価できるものです。もっと以前に成立されるべきことでした。日本国憲法9条(注〔1〕)が日本人を困惑させているのです。連合国軍総司令部(GHQ)のダグラス・マッカーサー元帥の命令で、1週間ほどで日本国憲法は起草されました。その結果、陸海空軍、自衛権すら認めない条文案がGHQに起草されました。しかし、いわゆる芦田修正(注〔2〕)が9条になされました。

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