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【けいざい独談】東芝のことはもはや眼中にない!? 日立は構造改革を断行 長年のライバルに差がついた

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【けいざい独談】
東芝のことはもはや眼中にない!? 日立は構造改革を断行 長年のライバルに差がついた

室町社長の真価

 東芝の再生には謙虚さを欠いた社風を改め、外部の批判や指摘をプラスに変えていく、日立のようなしたたかさが必要だ。日立との差について、室町正志社長は「比べるのはおこがましい。わが身の再生が第一」と記者会見でコメントするなど従来の東芝の役員にはなかった姿勢で、少しずつ変化の芽が表れている。

 5500億円の最終赤字を計上し、1万600人のリストラを発表した東芝。海外の家電販売など赤字事業から撤退するほか、有力子会社の売却も検討している。今後は記憶用半導体や社会インフラ事業に力を注ぎ、全体の事業規模を縮小し、生き残りを図る。

 事業の柱に据えた記憶用半導体や社会インフラ事業は、先行きが不透明な部分もあり、構造改革がうまくいくかは未知数。室町社長は東芝の社風を変革し、日立の川村氏のように、“ザ・ラストマン”の役割を果たせるのか、これから真価が問われることになる。(黄金崎元)

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