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【政治デスクノート】本紙政治部記者が選ぶベスト政治家・オブ・ザ・イヤーは? ワーストはダントツであの人でした…

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【政治デスクノート】
本紙政治部記者が選ぶベスト政治家・オブ・ザ・イヤーは? ワーストはダントツであの人でした…

 さらに、「これだけの難題に挑み、内閣支持率が不支持率を上回っているのはすごい」(中堅記者)、「東日本大震災の被災地への視察もほぼ毎月欠かさず行った」(若手記者)という意見もあった。

 ある女性記者は「個人的には、戦後70年談話で次世代に『謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません』と明言したことが最大の評価点。21世紀を担う子供を持つ母親として、とてもうれしかった」とのこと。ただ、「自民党内がイエスマンばかりになり、後継者の育成も進んでいない」(若手記者)との指摘があったことも付記しておきたい。

 「抜群の安定感と突破力」(ベテラン記者)で首相と肩を並べたのが菅氏。「霞が関や与党にもにらみを利かせ、政権へのダメージコントロール能力は今年もピカイチ」(中堅記者)。若手記者によると、ある防衛省幹部は「政治がぶれないので、防衛省、警察、海保も迷わず仕事ができる」と話していたそうだ。

 特に、年末の軽減税率で自民、公明両党の協議が難航し、「危うく『決められない』に陥るところで自ら采配を振った」(中堅議員)ことは、「官邸主導の政治はこの人あってこそ」(若手記者)を強く印象づけた。

 一方、「軽減税率での対応は利権政治への先祖返りを彷彿させる」(同)とか「『官邸主導』が際立ちすぎると、国民に強引な印象を与えかねず、自民党内の不満も増幅する」(同)など、その際だった政治手腕を認めながらも、行き過ぎを危惧する声があったのも事実。いずれにしても、「最近では珍しい剛腕政治家」(同)として、良くも悪くも菅氏の「“ドヤ顔”が目立った」(ベテラン記者)1年だったといえる。

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