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【話の肖像画プレミアム】藤城清治(91)=影絵作家=「暮らしの手帖」連載のきっかけは、停電

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【話の肖像画プレミアム】
藤城清治(91)=影絵作家=「暮らしの手帖」連載のきっかけは、停電

藤城清治さん(川口良介撮影)

 〈東日本大震災後には、岩手、宮城、福島の各県に通ってスケッチを重ねた。24年の「福島原発ススキの里」は、東京電力福島第1原発に近い福島県大熊町で、防護服を着ながら描いたものが基になっている〉

 僕が現地に行っても役に立つわけではないので、躊躇(ちゅうちょ)もありました。でも、現地に行って、津波でいろんなものが流されたり、船が陸に乗り上げたり、建物がゆがんだりしているのを見たときに、描く価値があると思った。

 福島のススキの絵は、車で走っている途中、近くの川を遡上(そじょう)していくサケを見つけたのが、きっかけでした。車を止め、川や周りのススキの野原などを写生しました。その自然は一見、のどかだけれども、傷付いている。それでも、サケは川を上っていく。そこに勇気を感じてもらえればいいな、と思いました。もう二度と見たくないような絵ではしようがないのです。

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