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【PM2・5】中国で「新鮮な空気」がバカ売れ 大気汚染の異常さ象徴

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【PM2・5】
中国で「新鮮な空気」がバカ売れ 大気汚染の異常さ象徴

深刻な大気汚染が続く北京で、空気吸入器付きのマスクをつけて歩く女性。中国では空気も“爆買い”の対象品のようだ(ゲッティ=共同)

 深刻な大気汚染が続く中国で、ロッキー山脈(カナダ)の新鮮な空気を詰めたボトルが“爆買い”されている。カナダの若手起業家2人が昨年、ほとんど冗談で始めた「空気販売ビジネス」だが、中国で2カ月前からネット販売すると、1本14~30ドル(約1700~約3600円)にもかかわらず、500本があっという間に完売する大ヒットに。北京で初めて「赤色警報」が発令された今月7日以降に出荷した700本も完売寸前だという。(SANKEI EXPRESS)

冗談からビジネスに

 英紙デーリー・テレグラフやデーリー・メール(いずれも電子版)などによると“新鮮空気”の販売元は、昨年、カナダのアルバータ州でモーゼス・ラム氏とトロイ・パケット氏が起業した「バイタリティ・エアー社」。山の新鮮な空気を詰めたポリ袋を、米オークションサイトで1つ99セント(約120円)で出品したのが、すべての始まりだった。

 ラム氏は、米CNN(電子版)に「おもしろくて、ハチャメチャなことをやりたかった。空気が売れるかどうか試してみたんだ」と、およそ冗談としか思えない動機で出品したが、160ドルで落札され「ビジネスになる」(ラム氏)と判断。

 「北米で当たり前の新鮮な空気も、(大気汚染が深刻な)中国では貴重なはずだ」と思いついたラム氏は、約2カ月前から中国のネット通販最大手「淘宝(タオバオ)」での販売を始めた。

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