産経ニュース

【戦後70年~東京裁判とGHQ(3)】ダグラス・マッカーサーの嘘と虚栄 「天皇に代わる存在」になるべく演出したが…

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【戦後70年~東京裁判とGHQ(3)】
ダグラス・マッカーサーの嘘と虚栄 「天皇に代わる存在」になるべく演出したが…

GHQは米独立記念日を祝って進駐軍の盛大なパレードを実施した。数千人の将兵が有楽町の道路を行進し、皇居前広場でマッカーサーの閲兵を受けた。マッカーサーは昭和25年の米国防長官来日時も同様のパレードを行い、自らの権力を見せつけた=昭和23年7月5日

 連合国軍最高司令官(SCAP)、ダグラス・マッカーサー(米陸軍元帥)は占領下の日本で5年8カ月にわたり最高権力者として君臨した。マッカーサーは回顧録にこう記している。

 「私は日本国民に対して事実上無制限の権力を持っていた。歴史上いかなる植民地総督も征服者も総司令官も私ほどの権力を持ったことはない。私の権力は至上だった…」

 マッカーサーは判で押したような生活を送った。毎朝10時すぎに宿所の赤坂・米大使館から連合国軍総司令部(GHQ)本部が入る日比谷の第一生命館まで通った。午後2時ごろまでオフィスで執務した後、大使館に戻って昼食と昼寝。午後4時すぎにオフィスに再び戻り、午後8時すぎに帰宅した。

 第一生命館前には大勢の日本人が好奇の眼差しで待ち構えていた。マッカーサーは一瞥(いちべつ)もせずにゆっくりとした足取りで玄関に向かった。これが、新たな統治者が誰かを印象づけるための演出だった。マッカーサーの姿を見た日本人は「回れ右」してお堀越しの皇居に一礼して帰っていった。

このニュースの写真

  • ダグラス・マッカーサーの嘘と虚栄 「天皇に代わる存在」になるべく演出したが…
  • ダグラス・マッカーサーの嘘と虚栄 「天皇に代わる存在」になるべく演出したが…

「ニュース」のランキング