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【有機肥料偽装問題】「何だよ、この野郎!」と秋田知事も激怒 肥料会社の再生法申請で農家は泣き寝入りか…有機農産物の認証失う恐れ

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【有機肥料偽装問題】
「何だよ、この野郎!」と秋田知事も激怒 肥料会社の再生法申請で農家は泣き寝入りか…有機農産物の認証失う恐れ

記者会見で民事再生法適用申請を発表する太平物産の佐々木勝美社長(左)と、報道陣に偽装への関与を認める元秋田工場長の伊藤茂美常務(いずれも渡辺浩撮影)

 森山裕農林水産相も20日の記者会見で「表示が不適切な肥料を販売して生産者の皆さんに迷惑をかけたことは誠に遺憾」と全農の責任を指摘した。

全農がかぶることに?

 東京商工リサーチによると、太平物産の債権者のうち、金融機関を除いて債権の額が最も多いのは現段階でも全農で、3億6642万円。これに補償額が加わると、最大の債権者となるのは確実だ。

 粟沢弁護士は事業継承のスポンサー候補に全農は含まれていないとし、全農による救済を否定した。

 「全農も含めて、債権者の皆さんにはほぼ間違いなく、一定の債権放棄はお願いせざるを得ない」と説明。30日に秋田市内で開かれた債権者説明会でも、集まった債権者に「全額を返済するのは困難」と一部放棄を求めた。

 全農に販売者としての責任があることはもちろんだが、全農関係者は「農家への補償を全面的にかぶらなければならなくなるかもしれない」と困惑している。

 全農に多額の損失を与えることについて、佐々木社長は「本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいだ」と話したが、謝って済ませるには、あまりにも影響は大きい。(渡辺浩)

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