産経ニュース

【有機肥料偽装問題】「何だよ、この野郎!」と秋田知事も激怒 肥料会社の再生法申請で農家は泣き寝入りか…有機農産物の認証失う恐れ

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【有機肥料偽装問題】
「何だよ、この野郎!」と秋田知事も激怒 肥料会社の再生法申請で農家は泣き寝入りか…有機農産物の認証失う恐れ

記者会見で民事再生法適用申請を発表する太平物産の佐々木勝美社長(左)と、報道陣に偽装への関与を認める元秋田工場長の伊藤茂美常務(いずれも渡辺浩撮影)

 では、太平物産はその金をどうやって賄うのか。粟沢弁護士は「事業を継承していただけるスポンサーの下で再開、継続し、太平物産は清算する方針だ。事業譲渡の代価や資産の処分によって(全農など)債権者への配当の原資を作る」と述べた。

 東京商工リサーチは破綻の原因を「放漫経営」と指摘した。民事再生法適用申請は会社存続のための保身ではないのかとの質問に、佐々木社長や粟沢弁護士は、破産手続きだと企業の価値が下がり、補償が十分にできないと説明した。

「何だよ、このやろう」

 秋田県の佐竹敬久知事は24日の定例記者会見で、偽装問題について「『何だよ、このやろう』という気持ちを持っている。最終的には民事なのか、刑事なのか、しっかりと責任を取ってもらわなければならない」と太平物産への怒りをあらわにする一方で、補償は全農が対応すべきだとの認識も示した。

 税金の投入はあるのだろうか? 20日の知事と県議会自民党会派との協議会で、鈴木洋一県議は「太平物産だけで補償に応じるのは不可能。国や県、全農が対応すべきではないか」と知事にただしたが、知事は「商業ルールから言うと、一義的には販売者の全農に責任がある。全農には力(資金力)がある」と、公的資金の支出を否定した。

「ニュース」のランキング