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【出版不況】大宅壮一文庫が利用者減で存亡の危機に陥っていた! 「雑誌にこそ人間のドロドロした本性がある」との思いを後世に…

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【出版不況】
大宅壮一文庫が利用者減で存亡の危機に陥っていた! 「雑誌にこそ人間のドロドロした本性がある」との思いを後世に…

天井まで届く本棚から、閲覧希望のあった雑誌をスタッフが瞬時に探し出す=東京都世田谷区の大宅壮一文庫

 国内に流通する雑誌をほぼすべてそろえる専門図書館「大宅壮一文庫」(東京都世田谷区)。戦後を代表する評論家、大宅壮一氏(1900~70年)がマスコミや一般市民に開放した施設だが、インターネットの隆盛で利用者が激減。26年度は4000万円を超える赤字を計上し、運営がピンチに陥っている。

 明治以降に発刊された約1万タイトル、76万冊の雑誌と書籍7万冊を保有する大宅文庫。「一億総白痴化」「恐妻」など時代を鋭く切り取る造語を生み出した大宅氏が、サンケイ新聞で連載した歴史紀行文「炎は流れる」(昭和38~39年)執筆のため、ほぼ20年かけて集めた明治、大正期の資料雑誌約17万冊と書籍約3万冊が中心となっている。

 「膨大な資料は、共有財産として活用してほしい」。こんな思いから、亡くなった翌46年に財団法人(現在は公益財団法人)が設立され、公開が始まった。雑誌は館内で閲覧でき、記事索引データベースで必要な資料を探してもらうこともできる。

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