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【食の安全】生レバー刺しの復活なるか? 放射線照射で殺菌効果を確認 難点は硫黄系の甘い臭気…

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【食の安全】
生レバー刺しの復活なるか? 放射線照射で殺菌効果を確認 難点は硫黄系の甘い臭気…

禁止される前の「レバ刺し」。人気は高かったという=平成24年6月、東京都内の飲食店(本文とは関係ありません)(鈴木健児撮影)

 厚労省基準審査課は「放射線照射による殺菌法が実用化できる技術なのか、照射した食品が本当に安全に食べられるものなのかなど、さらに検討する必要がある」とする。

 厚労省が実用化のネックとする理由の一つとして、肉を照射するための施設が国内にないことがある。北海道にある日本で唯一の食品照射のための施設は、ジャガイモの芽止めを目的とするもので、線量の違いや北海道という立地を考えると、生レバーの殺菌のために使うのは難しい。

 ただ、国内には注射針や生理用品などの殺菌・滅菌のための照射施設がある。そうした施設の中には、チャンスがあれば食品への照射をしたいというところもあるといい、必ずしも新しい施設が必要なわけではなさそうだ。

 食品への照射をテーマに食の問題に取り組んでいる消費者グループ「食のコミュニケーション円卓会議」の市川まりこ代表は「放射線照射は、食品の安全を守る技術の一つとして世界で認められている。照射によってレバー内部の殺菌が可能ならば、消費者の選択肢の一つとなるよう技術を認めるべきではないか」と話している。

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