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【iRONNA発】父・朴正煕の「反日」と娘・朴槿恵の「反日」は決定的に違う 西岡力(東京基督教大教授)

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【iRONNA発】
父・朴正煕の「反日」と娘・朴槿恵の「反日」は決定的に違う 西岡力(東京基督教大教授)

朴正煕大統領

 朴槿恵大統領はこのような自虐史観に支えられた親北左派勢力と大統領選挙で戦って、51%対48%で辛勝した。本来なら彼女の役割は、自虐史観勢力を各界各層から追放する国家正常化であったはずだ。今回、歴史教科書を検定から国定に戻すことを決めたのも、まさに自虐史観一辺倒になってしまった歴史教科書を正常化するためだった。しかし、朴槿恵大統領は世論に迎合する機会主義的政治家だった。

 彼女は父親に対する支持から絶対に自分を離れない保守層約3割を固定支持勢力として持っている。また、反対側に約3割の左派固定勢力が分布している。選挙で勝つためには、中間の4割を自分の側につけるしかない。だから、彼女の政策は親北派に妥協的で、世論迎合的なものが多い。朴正煕大統領が「つばは墓に吐け」(自分の政策の評価は死後、決まる)と語り、信念を曲げなかったことと正反対だ。

 慰安婦が性奴隷だったら、彼女の父を含む戦前、日本軍(満州軍を含む)の将校だった韓国人はみな、同胞がレイプされていることを知りながらその犯人に奉仕した「売国奴」になる。事実を直視し、与えられた国際環境の中で日本を利用して韓国の安保と繁栄を実現するために全力を尽くすという、父にあった健全で尊敬できる「反日」に彼女が戻れば、日本人の多くの嫌韓感情は解消するだろう。

【プロフィル】西岡力 1956年、東京生まれ。国際基督教大学卒業、筑波大学大学院地域研究科修了。韓国・延世大学国際学科留学。1982~1984年、外務省専門調査員として在韓日本大使館勤務。1990~2002年、月刊『現代コリア』編集長。現在、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」会長、東京基督教大学教授。2015年、第30回「正論大賞」受賞。

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