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【プロに聞く】TPP大筋合意で著作権「非親告罪化」 同人誌やコミケの取り締まりは厳格化するのか?に弁理士が答える

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TPP大筋合意で著作権「非親告罪化」 同人誌やコミケの取り締まりは厳格化するのか?に弁理士が答える

国内外のアニメファンでにぎわった同人誌即売会「コミックマーケット88」。スペインから訪れたコスプレーヤーが気さくにポーズを取る=8月、東京ビッグサイト(寺河内美奈撮影)

 (※11月11日の文化審議会小委員会では、原作に似せたキャラクターを登場させるパロディー作品や同人誌について摘発強化対象から外す方針を決めた。今後の法制化においても、従来通り権利者による告訴がなければ摘発されない見通し)

包括的フェアユースの動向

 「アメリカの場合は包括的フェアユース(公正な使用)といって、もともと批評や創作などで(著作者の許諾を受けずに著作物を利用しても)、著作権侵害の対象にならないという規定がある。日本にはそれがない。アメリカが非親告罪なのは、ある意味で包括的フェアユースがあるからです。日本はそれがないので、良い機会だから包括的フェアユースもやってくれませんかという話は審議会でも出たらしいですが、コンテンツホルダーはこれについては消極的だったという話です。いずれにしても、現時点では政府は寛容ですが、恣意的な運用にならないように運用ではなく、条文に盛り込むというのが必須になってくるんじゃないかと考えており、これに関しては多くのクリエーター、コミケ文化を守りたい側はそれを言っています」

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