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【阿比留瑠比の極言御免】韓国学者起訴を招いた河野談話 「善意」のはずが韓国内までも縛るとは…

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【阿比留瑠比の極言御免】
韓国学者起訴を招いた河野談話 「善意」のはずが韓国内までも縛るとは…

主張うのみ

 産経新聞が入手した当時の政府文書によると、韓国外務省幹部は同月、日本側にこう説明していた。

 「過去史に関連する問題が提起されるたびに日本側に何らかの補償を求める姿勢は慎むべし、との趣旨が中心の(金氏の)発言で、勇気ある発言だった」

 「より悪いのは日本政府であると主張し、日本側に補償的な措置を要求して国民の非難をかわそうとするのが韓国政府の役割なのではなく、自分で解決していくのが責務である、と述べる趣旨である」

 こうした韓国側の主張をうのみにし、韓国側と文言の一字一句に至るまですり合わせをして「合作」で河野談話を作ったものの、慰安婦問題はいまだに解決も妥結もしていない。金氏の「勇気ある発言」も元のもくあみとなり、韓国政府は「誠意ある行動」を飽くことなく求め続けている。

 言論の自由も怪しく、国家元首の発言も簡単に覆る国と、どう交渉を進めるのか。外交当局にちょっぴり同情したくなった。

(論説委員兼政治部編集委員)

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