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【暮らしの注意報】働き盛りの男性を襲う「更年期障害」とは? 鬱病と混同し悪化するケースも

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【暮らしの注意報】
働き盛りの男性を襲う「更年期障害」とは? 鬱病と混同し悪化するケースも

30代から発症する例も

 長年、LOH症候群(男性更年期障害)の患者を診察してきた「まるも腎・泌尿器科クリニック」(東京都大田区)の丸茂健院長によると、主な症状は、(1)気持ちが沈む(2)夜眠れなくなる(3)性欲が減る(4)汗をかきやすくなる-の4つ。丸茂院長は「少しでも当てはまる症状があれば、早めに受診してほしい」と呼びかける。

 LOH症候群の原因は、加齢やストレスで男性ホルモンが減少することとされる。男性ホルモンは、20代をピークに緩やかに減少し続ける。60歳以上の2割、80歳以上の半数は、男性ホルモンが20代の平均の半分以下になるという。男性ホルモンの減少速度の個人差は大きいため、発症する年代は30代後半から80歳以上までと幅広い。

 治療では、月に1~2回、注射で男性ホルモンを補うほか、塗り薬や漢方薬を定期的に使用する方法が一般的。病院によって保険診療か自費診療かが異なるので、治療の際には良く確認することも重要だ。

生活習慣で変えてみる

 男性はこのような症状が出ると、「やっぱり年には勝てない」と落ち込む場合も多い。しかし、帝京大医学部の井手久満准教授は「男性ホルモンは、生活習慣次第で再び増やせることが分かってきた」と話す。

 男性ホルモンは、人とスポーツなどで競争したり、体を動かしたりするときなどに多くなるという。そのため、運動量があまり多くないデスクワーク中心の人は男性ホルモンが減りがちだが、スポーツ選手などの肉体労働者や、日常的に運動する習慣がある人は男性ホルモンを高い値で維持できるケースが多いそうだ。

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