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【開発ヒストリー】日本のせんべいがタイ進出 タイ米使い現地化に腐心 三幸製菓の「雪の宿」

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【開発ヒストリー】
日本のせんべいがタイ進出 タイ米使い現地化に腐心 三幸製菓の「雪の宿」

「Yuki」の商品特長などについて語る三幸製菓の佐藤裕紀社長(右)と、シンハーコーポレーションのナット氏=東京都港区(鈴木正行撮影)

 海外の日本食ブームで菓子メーカーの海外進出が相次ぐ中、三幸製菓は11月中旬からタイで、ロングセラーのせんべい商品「雪の宿(現地商品名はYuki)」の製造・販売を始めた。三幸製菓にとっては初の海外進出になる。食の文化や気象の異なる海外市場を開拓するのはそう簡単ではない。日本の高品質に加えて、現地の消費者のニーズに合わせる「現地化」が不可欠だ。佐藤裕紀社長は、現地の大手ビールメーカーとの戦略的提携で困難を乗り切った。

 その相手とは、シンハービールで知られる大手食品メーカー、シンハーコーポレーションだ。

 国内のスナック菓子市場は飽和状態にあり、佐藤社長にも「そのうち立ちゆかなくなる」という危機感があった。海外に目を向ければ、日本の伝統ある食文化への関心が高まり、数年前から菓子メーカーの進出が相次いでいた。

 ただ、土地勘のない国で多くの社員を投入し、販路を切り開くような余裕はない。佐藤社長は、現地メーカーの販路を活用することが必要だと考え、アジアを中心に提携企業を探していた。

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