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【ローカルプレミアム】年間2291匹 猫殺処分全国上位の千葉県 「捨てる人さえいなければ」と憤りの声

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年間2291匹 猫殺処分全国上位の千葉県 「捨てる人さえいなければ」と憤りの声

千葉県市原市内で捨てられた25匹のうち10匹は子猫。上から写真を撮ろうとする記者を興味深そうに見上げていた=千葉県警市原署 千葉県市原市内で捨てられた25匹のうち10匹は子猫。上から写真を撮ろうとする記者を興味深そうに見上げていた=千葉県警市原署

 9月末、千葉県市原市内の動物病院敷地内に、子猫を含む計25匹の猫が置き去りにされているのが見つかり、全ての猫に引き取り手が現れた。しかし、これは新聞やテレビ報道が影響したとみられる幸運な例で、保護された猫はそのまま殺処分されてしまうケースも少なくない。千葉県では、さまざまな取り組みで殺処分を減らし、かつての全国ワースト1位は返上したものの、現在も多くの無責任な飼い主がいる。

毎日6匹の計算

 千葉県衛生指導課によると、千葉、船橋、柏の3市を除いた県内の平成26年の猫の殺処分数は、2291匹。18年の7985匹に比べて大幅に減少したが、現在も毎日6匹以上が処分されている計算になる。環境省の過去5年間の統計資料によると、21、22年は全国ワースト1位。最新の25年もワースト8位だ。

 3市を除く県内で保護されたり、警察署などに届けられたりした猫は、保健所などを通じて、県動物愛護センター(富里市)や同センター東葛飾支所(柏市)に集まる。何らかの事情で猫や犬を飼えなくなった飼い主が、同センターを直接訪れる例もある。

 千葉県は、センターに集まる猫や犬を減らそうと、引き取りを18年に有料化した。23年には値上げし、現在は大人の猫は3080円、子猫は610円。さらに、飼い主に2週間の再考期間を与え、他に手立てがないか自助努力を求め、安易には引き取りに応じていない。

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