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【衝撃事件の核心】闇売買で広がるやせ薬マジンドール 依存性高く副作用も… 自由診療の穴くぐり安易な処方が横行

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【衝撃事件の核心】
闇売買で広がるやせ薬マジンドール 依存性高く副作用も… 自由診療の穴くぐり安易な処方が横行

アーバンライフクリニックのホームページ。「患者様の希望に添った治療を行います」と書いてある

依存性注意…これまでにも不正販売

 《警告 1.本剤の主要な薬理学的特性はアンフェタミン類と類似しており…(略)…依存性について留意すること》

 日本のサノレックスの添付文書には、赤字でこんな警告文が記されている。

 厚生労働省になどよると、マジンドールは重度の肥満患者の食事療養や運動療法の補助薬として認可されている医薬品。成分が中枢神経に働きかけて満腹感をもたらし、摂取エネルギーの吸収を妨げるうえ、エネルギー消費を高めてくれる。

 一方、覚醒剤と似た特徴があり、「飲んでいないとなにか不安」といった精神的な依存性が高い。このため麻薬取締法で向精神薬に指定されており、医師の処方がないと入手できない。医師は、患者の施用目的以外で譲渡することはできないことになっている。

 マジンドールの不正販売をめぐっては、平成20年にも診療所やエステ店を全国展開する医療法人が大阪地検公安部に摘発される事件があった。医師免許のないサロン店長にサノレックスを販売させていたという。

月内に50キロ切る…安易な服用相次ぐ

 そもそもマジンドールは高度肥満の治療に使われることが前提で、普通体形の人に投与するためのものではない。このため「保険診療」が認められるのは、BMI35以上の高度肥満患者だけなのだ。

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