産経ニュース

【経済インサイド】韓国が日本との通貨スワップ再開を懇願…今さら虫がよすぎるのではないか?

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【経済インサイド】
韓国が日本との通貨スワップ再開を懇願…今さら虫がよすぎるのではないか?

定期会合であいさつする経団連の榊原定征会長(左)と韓国・全経連の許昌秀会長=昨年12月、ソウル(共同)

 これに対し、経団連からは「特に話題にすることもない」(前述の関係者)状況で、韓国サイドだけが要請するだけで、日本側の反応はなかったという。

 さらに、この会合終了後に経団連、全経連などが主催のシンポジウムが開かれていたが、途中で全経連の首脳陣が退場し、その足で財務省を訪れ、麻生太郎財務相と懇談した。懇談の内容は非公開だが、当初15分間の予定が、大きくオーバーして30分程度となったという。ここで、麻生財務相にも直接、通貨スワップの再開を要請したのは想像にかたくない。

狙いは韓国の信用補強

 そもそも日韓通貨スワップは平成13年、両国が協定を結び、スタートした。通貨スワップ協定とは、自国が保有する外貨を相手国の緊急時に融通し合う国同士の契約のことだ。韓国は9年のアジア通貨危機で資金が流出し、国際通貨基金(IMF)からの資金支援を受けてしのいだ経験している。

 再び韓国が外貨不足に陥ると、アジア各国で通貨危機が再燃しかねない。その場合、世界経済だけでなく、日本経済にも大きなダメージを与える恐れがあるため、これを懸念した日本政府が協定を結んだのが発端だ。

 両国での相互融通だが、世界有数の対外純資産国である日本が「韓国への信用補強」しているという側面が強い。23年には欧州債務危機への対応などで融通枠が合計を700億ドルまで拡大した。

「ニュース」のランキング