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【ローカルプレミアム】ツタヤ図書館めぐるゴタゴタで 「公立図書館のあり方」も議論に

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ツタヤ図書館めぐるゴタゴタで 「公立図書館のあり方」も議論に

書店やカフェも併設されている海老名市立中央図書館の1階フロア=神奈川県海老名市

 選書問題を市議会で取り上げた山口良樹市議は「明らかに時間が足りない中で拙速な選書リストの見直しを行い、結果としてこうした事態を招いてしまった市教委の責任は重い。オープンを延期してでも選書を十分に精査すべきだった」と指摘する。

 住民ニーズに応える

 神奈川県立図書館企画サービス部の土屋定夫部長(59)は、公立図書館の存在意義を「『地域住民が何を求めているのか』に応えることに尽きる。それには(蔵書を含めた)資料と司書の質の向上が欠かせない」と強調する。

 一方で、松尾芭蕉の「奥の細道」が「旅行」に分類されるなど独特の書架分類が行われている点については、「少しずつ新しいことを加えるのはいいこと。世の中の変化に合わせて図書館も変わらなくてはいけない」(土屋部長)と肯定的な見方を示す。

 リニューアル後のある平日、問題となった海老名市立中央図書館を訪れた。高齢者に混じって、学生とみられるグループや子連れママたちが席に座って本を読む光景は、図書館の新たな可能性も感じさせた。図書館の「本分」を尊重した上で、民間のいい部分も取り入れる。このバランスを取った上で、住民ニーズを反映した図書館づくりが求められるのではないだろうか。

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