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【ローカルプレミアム】ツタヤ図書館めぐるゴタゴタで 「公立図書館のあり方」も議論に

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ツタヤ図書館めぐるゴタゴタで 「公立図書館のあり方」も議論に

書店やカフェも併設されている海老名市立中央図書館の1階フロア=神奈川県海老名市

 その理由は、9月中旬に同市議会で紛糾した選書をめぐる問題だ。CCCが提出した約8300冊の追加購入予定リストに、眼鏡拭きやシリコン鍋などの付録付きムック、女性の入れ墨ファッションを取り上げた本が含まれていたことで、「公立図書館にふさわしくない」と、追及の声が上がった。

 市教育委員会は急遽(きゅうきょ)、シルバーウイーク返上でリストの見直しに着手。伊藤文康教育長も「1冊1冊手にとって確認した」といい、“不適正”と見なした本をリストから排除する作業をリニューアル直前まで続けた。

 だが、市教委の努力もむなしく、開館3日目には、タイ・バンコクの風俗店を案内するガイド本などが配架されていることが産経新聞の報道で公になると、市教委は再び批判にさらされた。

 市教委は当初、「選定基準内で問題はないと判断した」という見解を示していたが、その内容は「エロい日本人から圧倒的な支持を集めている」(「タイバンコク夜遊び地図 初心者でも安心!男の海外旅行ガイド」)などと紹介されている風俗店「マッサージパーラー」のリストや、「キスしてもいい?」「コンドームはある?」「どこが感じる?」など性的サービスを連想させる会話集など。インターネット上でも、「図書館イコール書店ではない」「公立図書館は公立としてあるべき」といった批判の書き込みが相次いだ。

 結局、市教委は5日、「(本の)前半部分はグルメや観光について書かれていたが、(性的サービスを提供する風俗店の紹介は)見切れなかったところもあった」と釈明。これらの本の配架を中止した。その後も共同事業体のTRCから、「今後、新たに共同で事業を行うことはない」と関係解消を突き付けられ、同図書館の共同運営に関しては、海老名市が仲裁に乗り出す一幕もあった。

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