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【ローカルプレミアム】大阪都構想ならぬ、「静岡県都構想」って何?! 二重行政解消めぐり県、静岡市が火花

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大阪都構想ならぬ、「静岡県都構想」って何?! 二重行政解消めぐり県、静岡市が火花

関東地方知事会議に参加した静岡県の川勝平太知事(中)。県都構想について各県知事に理解を求めたが…=10月21日午後、茨城県つくば市

 大阪維新の会が掲げ、実現を目指したが頓挫した大阪都構想から遠く離れた静岡県で、「県都構想」が勃発している。川勝平太知事の提唱に対し、静岡市の田辺信宏市長が「具体性に乏しい」と反発し、火花を散らす県都構想とは何か-。

 県と政令市の二重行政解消策として「県都構想」を掲げる川勝平太知事は、茨城県つくば市で開かれた10月21日の関東地方知事会議で、「地域の実情に応じた大都市制度を選択できるよう、大都市地域特別区設置法の改正を」と構想実現に必要な法改正を検討するよう提案した。

   県主導の一元化表明に反発

 県都構想は、住民投票で大阪都構想が否決されたのと同じ今年5月、静岡県の川勝平太知事が同県と同県の県庁所在地である静岡市の二重行政を解消する手段として言い出し始めた。

 川勝知事は「静岡市には権限や財源を差し上げてきたが、自立の成果が出ないのであれば、市の中に県が権限と財源を下ろして一体になるのが一つのやり方だ」と県主導で一元化を進める考えを表明する。

 当初は「静岡市は県都として首長を1人にしたい」「市長は市担当の副知事に」などと断片的に語っていたが、その後、同市を廃止して葵、駿河、清水の3行政区を東京23区のような特別区に“格上げ”する構想であることが判明した。

 同市は人口70万人で政令指定都市になったが、人口減少が続いており、川勝知事は今後、政令指定都市として運営を続けていくことは困難になると指摘する。

 3つの特別区に分割した上で、区長と区議会を置き、地域の実情に即した政策を強力に推進していくことが、同市の実情に合っているとの主張だ。

 これに対し、同市の田辺信宏市長は、川勝知事の構想は、権限や財源をより現場に近い自治体に委譲していく地方分権の流れに逆行しているとして、反対を表明。現状では同市に特別区を設置するための法的根拠がないため、実現不可能な構想だと批判している。

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