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【ソウルから 倭人の眼】
迫る日中韓首脳会談 果たして韓国がバランサー(仲介役)となりえるのか?
11月1日にソウルで開かれる日中韓首脳会談に向けて“ホスト(主催)国”の韓国が慌ただしい。3カ国の首脳が一堂に会する場で、開催国として中心に立つことにより、北東アジア地域の“バランサー(仲介役)”を自任し、誇示したいかのようだ。しかし、朴槿恵政権発足後の2年8カ月間、現在まで外交の場で見せてきた姿を振り返れば、韓国がバランサーとはほど遠い存在であることが分かる。今後、外部から仲介役を期待されそうな雰囲気もない。(ソウル 名村隆寛)
自称「仲介者」 バランサーであれ
韓国は日中韓3カ国首脳会談のホスト国であることにこだわり続けている。昨年から3カ国外相会談の韓国での開催を熱望し、執着。今年3月、ソウルに岸田文雄外相と中国の王毅外相を招き、韓国の尹炳世外相との外相会談を実現させた。歴史認識問題で王毅外相が日本を非難したことで、韓国側が満足そうな反応を見せたことは、7カ月経った今も記憶に新しい。
外相会談の“成功”に気をよくし、引き続き3カ国首脳会談の韓国開催を目指してきた朴槿恵政権にとって、今回の首脳会談実現は念願であった。ぜひうまく成功に持ち込みたいところだろう。首脳会談では北朝鮮の核問題などが中心議題となりそうだ。ここでの朴政権の狙いは、韓国が日中の間でバランサーの役割を果たし、北東アジア地域での存在感を内外に示すこととみられる。
