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【NHK考】「受信料は欧米より安い!」-籾井会長の発言はホントなのか? 

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【NHK考】
「受信料は欧米より安い!」-籾井会長の発言はホントなのか? 

参院予算委員会で民主党・福山氏の質問に答えるNHK籾井勝人会長=4月2日、国会・参院第1委員会室(酒巻俊介撮影) 参院予算委員会で民主党・福山氏の質問に答えるNHK籾井勝人会長=4月2日、国会・参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)

 「NHKの受信料は、欧米各国の公共放送と比べて安いんですよ」

 受信料の支払い義務化をめぐる議論が再燃する中、NHKの籾井勝人会長は10月1日の記者会見で、そう断言した。籾井会長の発言は本当なのか。そもそも海外の料金や財源はどうなっているのか-。籾井発言を機に、受信料制度を「外」から眺めてみたい。(三品貴志)

 NHK受信料は、主に地上波だけの「地上契約」と、BSも含む「衛星契約」の2つに分かれている。料金は支払い方法などによって微妙に異なるが、一般的な口座・クレジット払いの月額は、地上契約1260円、衛星契約2230円。

 半年分や1年分を前払いすると割引され、年額にして地上契約1万3990円、衛星契約2万4770円となる。

「安い」といえなくはない

 それでは、海外の公共放送はどうだろう。もちろん国によって公共放送のサービス内容は異なる上、物価や為替レートも変動するため、一概には比較できない。ただ、一つの目安として欧州主要国の受信料に相当する公共放送の基本の年額データがある。

 ドイツ=2万9127円(215・76ユーロ)▽英国=2万3425円(145・5ポンド)▽フランス=1万7955円(133ユーロ)▽イタリア=1万5322円(113・5ユーロ)-。いずれも2014年1月時点、産経新聞調べ。

 これら、公共放送に支払う「必要最小限額」を照らし合わせると、NHKの地上契約(年額1万3990円)は「安い」といえなくはない、といったところだろうか。

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