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【埼玉・熊谷6人殺害事件】脈絡なき供述、空腹時の奇声…ナカダ容疑者の取り調べ難航 「もう限界…」と捜査員ら

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【埼玉・熊谷6人殺害事件】
脈絡なき供述、空腹時の奇声…ナカダ容疑者の取り調べ難航 「もう限界…」と捜査員ら

捜査員に囲まれながら車に乗り込み、埼玉県警熊谷署に移送されるナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(中央)=8日午後1時半、埼玉県深谷市の深谷赤十字病院(菅野真沙美撮影) 捜査員に囲まれながら車に乗り込み、埼玉県警熊谷署に移送されるナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(中央)=8日午後1時半、埼玉県深谷市の深谷赤十字病院(菅野真沙美撮影)

 さらに裁判も長期化する恐れが出ている。法曹関係者は「これだけ社会的に大きな事件では、被告側に就く弁護士も死刑を回避できるよう万全の体制を組み、全力で戦うつもりだろう」と指摘する。

遺族の無念晴らせ

 加藤さん母娘3人の親族は9月21日、「家族を突然失い途方に暮れています。この先、今まで通りの普通の生活ができなくなることを考えると、無念でなりません」との思いをつづり、県警を通じて発表した。

 捜査関係者は「われわれの仕事は被害者と遺族のため、全力で事件の全容を解決することに尽きる」と、話すが、ある捜査幹部はより強い言葉で決意を語る。

 「容疑者にはできる限りの厳罰を与えたい。死刑にするつもりだ」

(さいたま総局 菅野真沙美、宮野佳幸)

 熊谷6人殺害事件 9月14日午後6時ごろ、熊谷市見晴町の民家で住民の田崎稔さん(55)夫婦が刺されているのが見つかり死亡した。16日午後5時前には同市石原の住宅で白石和代さん(84)の遺体が発見。同5時半過ぎに、近くの加藤美和子さん(41)方の2階からナカダ容疑者が転落し、埼玉県警が確保すると、家の中で加藤さんと小学生の娘2人の遺体が発見された。被害者らはみな刃物で刺され絶命していた。埼玉県警は10月8日、けがで入院していたナカダ容疑者を殺人容疑などで逮捕。ナカダ容疑者は今後の取り調べに備えて、15日に再び入院した。

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