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【埼玉・熊谷6人殺害事件】脈絡なき供述、空腹時の奇声…ナカダ容疑者の取り調べ難航 「もう限界…」と捜査員ら

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【埼玉・熊谷6人殺害事件】
脈絡なき供述、空腹時の奇声…ナカダ容疑者の取り調べ難航 「もう限界…」と捜査員ら

捜査員に囲まれながら車に乗り込み、埼玉県警熊谷署に移送されるナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(中央)=8日午後1時半、埼玉県深谷市の深谷赤十字病院(菅野真沙美撮影) 捜査員に囲まれながら車に乗り込み、埼玉県警熊谷署に移送されるナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(中央)=8日午後1時半、埼玉県深谷市の深谷赤十字病院(菅野真沙美撮影)

 食事がなくなると大声を出し、取り調べ時間は通常2倍、スペイン語の通訳担当の捜査員は疲れ切った-。埼玉県熊谷市で9月14~16日、小学生を含む6人が殺害された事件で、50代の夫婦殺害などの容疑で逮捕されたペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)が、捜査本部を振り回している。逮捕後から否認を続け、再入院中の10月22日には髄膜炎予防のため頭部手術を受けており、今後の取り調べのメドは立っていない。3軒の民家で起きた重大事件の立件に向けて、埼玉県警の懸命の捜査が続く。

「限界に近い…」

 「ペルー人の特徴なのか、本人の性質なのか、聞いた質問以外のことをたくさんしゃべる」

 捜査関係者はそう顔を曇らせる。再入院前の取り調べには素直に応じていた。しかし時折、「おなかがすいた」「食事が足りない」と意思表示をすることもあり、特に空腹時にはいらだった様子で大きな声をあげたという。

 質問への答えは要領を得ず、事件直前の勤務先を聞くと別の勤務先の話をしたり、ペルーで大量殺人を犯したとされる兄の話を聞こうとすると、家族全員の話を始めたりする。逮捕当日、被害者宅から転落する前に自らがつけた腕の傷について尋ねても「分からない」と答えたという。

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