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【赤字のお仕事】「霞が関ビル」「東京ドーム」「電話帳」… 例えに使う「もの」の変遷と思わぬ落とし穴

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【赤字のお仕事】
「霞が関ビル」「東京ドーム」「電話帳」… 例えに使う「もの」の変遷と思わぬ落とし穴

 この例えに使われる物が紙面では東京にあるものが多いので、東京近辺に住んでいる人以外はピンと来ないかもしれません。そこで地域の代表的な物、大阪なら東京ドームの代わりに甲子園球場や通天閣などを使って表しているようです。でも今なら高さが通天閣よりもその3倍もあるあべのハルカスになるのでしょうか。ビール消費量などの容量も東京ドームのかわりに大阪マルビルのあの円筒形をジョッキに見立てて○杯分としています。ただ、大阪マルビルの場合、容積を約16万立方メートルとするのもあれば8万立方メートルとするのもあります。この極端な違いはビル全体なのか、円筒形の部分だけなのかの違いだと思われますが紛らわしいです。

 しかし紛らわしくても数字がある程度分かればいいのですが、なかにはその数字がはっきりと分からないものがあります。

 上記「戦後70年」の連載企画とほぼ同時期に、ある記事で「申請書類は電話帳7冊程度の厚さにもなる…」とありました。昔はどこの家庭や職場、街中の公衆電話に分厚い電話帳があったと思います。それをイメージして7冊分となれば誰でも相当な量だなという感じになるのは何となく分かります。しかし、よくよく考えると今の電話帳は一体どのくらいの厚さなのでしょうか。地域によっても違いがあり、それを「7冊程度」と表現してもその厚さがイメージできるのでしょうか。

 出稿部にその旨を伝え、具体的な数字を使って説明してはどうかと問い合わせました。結局、その記事は「申請書類はおびただしい枚数になる…」と数字を使わない形に手直しされました。

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