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【開発ヒストリー】「薄めるのが面倒」という一通の手紙がきっかけに… 「健康に◎」と口コミで広がる タマノイ酢「はちみつ黒酢ダイエット」

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【開発ヒストリー】
「薄めるのが面倒」という一通の手紙がきっかけに… 「健康に◎」と口コミで広がる タマノイ酢「はちみつ黒酢ダイエット」

はちみつ黒酢ダイエットの魅力について語る松田好司氏(左)と西辻耕治氏(鈴木正行撮影)

 健康食品として知られる酢。タマノイ酢の清涼飲料水「はちみつ黒酢ダイエット」は、黒酢を薄めずに飲む手軽さが消費者の心をつかみ、来年に発売20周年を迎えるヒット商品に成長した。調理の場面で使われる酢を、もっと手軽に飲んでもらうにはどうしたらよいか。商品が生まれるきっかけとなったのは、消費者からの1通の手紙だった。

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 平成8年ごろ、堺市にあるタマノイ酢の本社。「健康のためにいつもお酢を飲んでいるけれど、毎回薄めるのは面倒くさい」。消費者の手紙でこんな意見を知った播野勤社長は驚いた。このころ、黒酢を原液のままで販売しており、社内では自由に薄めることができる方が消費者のためになると思い込んでいたからだ。すぐに、黒酢を薄めずに飲むというコンセプトで新商品の開発を思い立った。

 その2年前に就任した播野社長は、本業の酢だけでは終わりたくないと考えていた。だが、明治40年に大阪府下の5つの製酢業者が集まって創立された老舗だけに、研究開発は酢やポン酢など調味料が主流。社内からは、未知の分野への進出に反対の意見もあった。

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