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火星滞在10年 NASAの自信 有人探査計画のリポート公表

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火星滞在10年 NASAの自信 有人探査計画のリポート公表

オーストリアの氷河地帯を火星に見立てて、探査のシミュレーションをするスペインとオーストリアの研究者。米国の火星有人探査が実現すれば、こんなシーンも珍しくなくなる?=2015年8月7日、オーストリア・カウナータール(ロイター)

 オバマ政権が2030年代半ばに実現を目指す火星有人探査は、約10年間の滞在を念頭に置いた壮大な計画になることが、米航空宇宙局(NASA)のリポートで明らかになった。計画を実行に移すには、火星の大気中にある二酸化炭素(CO2)から酸素を作り出す技術や食料維持、宇宙空間での動力源確保など、難題の解決が必要だが、NASAは「われわれはそれらを解決できる」と自信をのぞかせる。先月末には、火星に水が存在する証拠も見つかり、火星旅行への夢は、ますます広がるばかりだ。

生活のための能力開発中

 「NASAは今、過去のどの時点よりも、米国人の宇宙飛行士を、火星に送り出す状況に近づいている」

 NASAのチャールズ・ボールデン長官(69)は、リポート公表に当たり、こう胸を張った。そして、今回のリポートで火星有人探査について「(克服すべき)多くの挑戦が待ち受けているが、われわれはそれらを解決できる」と力強く宣言。「火星に到着し、(飛行士が)そこで生活するために必要な能力を開発中である」と着実に研究開発が進んでいることを示唆した。

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