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【生活プレミアム】介護&育児ダブルケアの女性14・2% 衝撃の調査結果に国も実態把握へ

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【生活プレミアム】
介護&育児ダブルケアの女性14・2% 衝撃の調査結果に国も実態把握へ

介護と子育てを同時に担う沢藤真紀子さん(左)。介護保険の訪問介護サービスを利用しながら、弟夫婦と母親の見守りを分担することで、両立を図る=東京都内

サポーターを養成

 ダブルケアに直面する人を支援しようという動きが出てきている。

 パソナでは、今年2月、介護離職を防止するため、週4日30時間の勤務を認める特別勤務制度を始めた。また、関連会社の家事援助サービスを特別割引で新制度も開始。沢藤さんも自宅での掃除などを依頼するようになった。

 長女(5)と要介護5の母親(60)のダブルケアを行う広報担当、森川洋子さん(39)は「遠方の親に介護が必要になった際、どのようなケアマネジャーに依頼するといいか、(バリアフリーなど)自宅の改修はどうするかなどは結局、都心で働く子供が決める。親の介護の態勢を整えるまでは、仕事をセーブせざるを得ないケースも出てくるだろう。そういったとき、離職をせずに介護と仕事、子育てを両立できるよう支援をしたい」。

 また、相馬准教授の調査に協力した子育て支援などを行うNPO法人「シャーロックホームズ」(横浜市西区)やダブルケア当事者で作る団体は相馬准教授らの支援を受けながら、ダブルケアに役立つ小冊子を作成中。育児と介護の両方に目配りできるサポーターを養成するプログラム作りを進めている。サポーターとして期待されるのは、ケアマネジャーや行政の福祉職などだ。

 シャーロックホームズの東恵子理事長(41)は「医師から大事な話を聞く際には、病院の一時託児所、ケアプランの相談の際には、地域の一時保育を利用できたりするサービスがあり、それらの情報を提供できる医療機関やケアマネジャーがいるといい」と指摘。「ダブルケアの当事者は、あまりの忙しさに地域の子育て支援サービスを受けたりする暇もなく、1人で抱え込んでいる。誰にも相談していないケースも多いため、支援が急務。多くの人に実態を知ってもらい、介護、育児の両方を支援する仕組みを地域で作っていければ」と意気込む。

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