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【生活プレミアム】介護&育児ダブルケアの女性14・2% 衝撃の調査結果に国も実態把握へ

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介護&育児ダブルケアの女性14・2% 衝撃の調査結果に国も実態把握へ

介護と子育てを同時に担う沢藤真紀子さん(左)。介護保険の訪問介護サービスを利用しながら、弟夫婦と母親の見守りを分担することで、両立を図る=東京都内

 限界を感じた2年前、共働きの弟夫婦が近くに転居、母親と同居することになった。母親の病状が進んで要介護度が上がり、介護保険の訪問介護サービスを1日4回受けられるようになって沢藤さんの負担は減った。それでも、週末は弟の家で過ごし、母親の投薬の管理や見守りを担う。

 「できるだけ在宅で介護したいと思うが、子供たちはまだ小さく目が離せない。どうしたらいいのか、模索中です」と沢藤さん。

経験者は14%上回る

 沢藤さんのようなケースは少なくないようだ。

 横浜国立大大学院国際社会科学研究院の相馬直子准教授らは平成24~26年、6歳未満の子供のいる母親を対象にダブルケアについての調査を実施。横浜市内の子育て支援センターをはじめ、関西、九州などの支援グループの協力で、計1894人から回答を得た。

 その結果、介護と育児のダブルケアに「現在直面中」と回答したのは7・9%で、「過去に直面した」(6・3%)を合わせると、経験者は14・2%に上った。

 「現在直面中」と答えた人のうち、約6割が「精神的にしんどい」と回答、「体力的にしんどい」「親・義理の親の世話を十分にできない」「子供の世話を十分にできない」という悩みも目立った。

 相馬准教授によると、ダブルケアの増加の原因は、晩婚化による出産年齢の高齢化▽長寿化により介護期間が長くなりがち▽きょうだいが少なく、介護の負担は同居または近居の実の娘に集中しがち▽子供の預け先がない-などが挙げられる。

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