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【教育再考】世間知らずの教職員に民間研修が急増中 接客業、電話応対、果ては大型船の操舵まで

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【教育再考】
世間知らずの教職員に民間研修が急増中 接客業、電話応対、果ては大型船の操舵まで

 大学卒業後すぐに教壇に立つケースが多いことから、「世間知らず」と批判されることも多かった学校の教員が、民間企業で研修を行うケースがこの10年間で倍増している。近年、人材供給の要である学校現場に対する企業の関心は急速に強まっており、社会人経験者の採用枠を増やす傾向も出ている。閉ざされたイメージのあった教育現場は、社会に開かれていくのだろうか。

 海運大手「日本郵船」で行われる教員研修。参加した教員数人が、操舵(そうだ)室の機能を再現したシミュレーターで大型船の操舵作業を体験した。

 航行中、船員たちは、何かの危険に気付いた場合、常に声をかけ合うことでコミュニケーションを図る。情報の共有によって危険を回避することが、命を守ることに直結する。

 学校現場では、教員間のコミュニケーション不足で「いじめ」についての情報が共有されず、結果的に子供の自殺という最悪の結果につながる事例も報告されている。命を守ることに直結する研修として教員の関心も高く、教員らは役割を分担しながら真剣な表情で操舵に取り組む。同様に、工場での研修も安全管理の手法や意識が学校現場に通じるとして注目度が高いという。

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