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【北斗晶・乳がん告白】マンモグラフィー推奨は40歳以上 20~30代には「不利益」も

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【北斗晶・乳がん告白】
マンモグラフィー推奨は40歳以上 20~30代には「不利益」も

乳がんのため右乳房の全摘出手術を受け、夫の佐々木健介さん(左)と会見する北斗晶さん。多くの女性が乳がん検診に関心を持った=3日、埼玉県吉川市(今野顕撮影)

 元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)が乳がんであることを明らかにしたことで、乳がん検診への関心が高まっている。乳がんは早期に発見できれば治療が可能なことが多いが、検診が推奨されるのは40歳以上。20~30代の検診は有効との根拠は示されておらず、専門家は「検診のメリットとデメリットを知った上で判断してほしい」と話す。(平沢裕子、油原聡子)

20~30代は推奨せず

 「たくさんの人に乳がん検診を受けてほしい」。乳がんのため右乳房の摘出手術を受け、一時退院した北斗さんは3日、記者会見でこう呼び掛けた。乳がんであることを明かした9月23日のブログでも「若かろうが年を取っていようが乳がん検診に行ってください!」と訴えた。すると、ツイッターやブログでは「私も検診を受けます」と表明する20~30代の女性タレントが相次いだ。

 しかし、聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージング先端医療センターの福田護院長は「20~30代の女性に検診は推奨されていないのです」と指摘する。

 国立がん研究センターの「乳がん検診ガイドライン2013年版」では、乳がん検診は2年に1回、40歳から74歳の女性にマンモグラフィー(乳房X線撮影)単独か、40歳から64歳の女性にマンモグラフィーと視触診を合わせて行うことを推奨している。

 20~30代に検診を推奨しないのは、40歳未満の有効性が証明されていないためだ。また、実際には乳がんではないのに、「疑いあり」と診断される偽陽性で無駄な検査を受けたり、確定診断まで精神的に不安になったりすることや、X線による被曝(ひばく)リスクが高まることなどで、乳がん検診による「不利益」が「利益」を上回るとされる。

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