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【防衛最前線(41)】特務艇「はしだて」 海上の迎賓〝艦〟と呼ばれる「おもてなし」とは

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【防衛最前線(41)】
特務艇「はしだて」 海上の迎賓〝艦〟と呼ばれる「おもてなし」とは

平成11年に就航したはしだて。名前は京都の「天橋立」に由来する(海上自衛隊提供) 平成11年に就航したはしだて。名前は京都の「天橋立」に由来する(海上自衛隊提供)

 海上自衛隊の特務艇「はしだて」の名前は、京都の景勝地「天橋立」に由来する。自衛隊と国民や諸外国をつなぐ役割を担ってほしいとの願いが込められている。

 その名の通り、国内外の要人を招いての式典や、海上自衛隊を訪問した諸外国の軍人との会議などに用いられる。災害支援に従事するケースもあるが、戦闘をするための装備は搭載されていない。そのため、はしだては“迎賓艇”“迎賓艦”とも称される。

 就航は平成11年。横須賀地方隊に所属している。全長62メートル、幅9.4メートル、基準排水量400トン、乗員29人で、最大速力は20ノット(時速約37キロ)だ。

 先代の「ひよどり」までは、現役を退いた艦艇を特務艇に改装していたが、はしだては初めて特務艇として計画・建造された。そのためロビーや会議室をはじめ、休憩室、トイレに至るまで、内装はホテルを思わせるほど豪華だ。甲板も木製で、クルーズ船の雰囲気が漂う。敵からの攻撃や警戒監視を想定した他の海自艦艇とは一線を画す。

 9月初旬、そのはしだてでメディア関係者と防衛省幹部との懇談会が開かれた。防衛省による広報活動の一環で、毎年行われているという。

 東京・晴海埠頭から乗船すると、音楽隊による勇壮な演奏に迎えられる。恐縮しながら奥に進むと、可動式のテントが張られた甲板に、立食パーティーの準備がされていた。

 メディア側と防衛省側のあいさつが終わり、懇談がスタート。残念ながら当日は天候不良で出航は取りやめになったが、めったに体験できない洋上での懇談に気分は高まった。

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