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【高齢社会の男と女】異国で青春を取り戻そう! 「脱出老人」に羨望の眼差し 40歳年下の妻とセブ島でハッピーライフ 彼女候補は200人

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【高齢社会の男と女】
異国で青春を取り戻そう! 「脱出老人」に羨望の眼差し 40歳年下の妻とセブ島でハッピーライフ 彼女候補は200人

フィリピンの地方で農園を営む50代の男性(右)と妻。男性は両親を連れて山形県から移住した(水谷竹秀著『脱出老人』(小学館)より) フィリピンの地方で農園を営む50代の男性(右)と妻。男性は両親を連れて山形県から移住した(水谷竹秀著『脱出老人』(小学館)より)

「これでいいのだ!」と言えますか?

 外務省の調査では、フィリピンの在留邦人は1万8870人(平成26年、前年比5%増)。同国にはリタイアメント特別永住権という制度があり、障害を持つ人や高齢者が移住しやすい環境が整っている。50歳以上なら2万米ドル(約240万円、年金受給者は1万米ドル)を政府機関の指定口座に預金(原則使うことはできない)する必要があるが、就労許可証があれば現地で働くこともできる。温暖な気候、日本に比べて安い物価、そして高齢者に対して温かな雰囲気がある。

 一方で一定の経済力は必要なことはもちろん、言葉や習慣、文化の違いは許容しなければならない。決して楽園などではない。水谷さんの取材した結果でも「幸せな人たちとうまくいかなかった人たちの割合は半々」という。本書ではスラム街で暮らす男性やフィリピンに渡っても1人で亡くなった女性もいる。

 それでも中澤さんのように、70代に近くなって「これでいいのだ!」と言い切れる生活を送る人が日本にどれだけいるだろう? 

 水谷さんは言う。「老後をどう生きるか、というのは誰もが直面する問題。海外への移住は選択肢の一つであることは確かです。その良い面もそうでない面も含めて知り、老後を考える問題提起になればと思っています」

 〈みずたに・たけひで〉 昭和50年、三重県生まれ。上智大外国語学部卒業後、ウエディング専門のカメラマンや新聞記者をへて、ノンフィクション作家に。平成23年『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮老人」』(集英社刊)で、第9回開高健ノンフィクション賞受賞。

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