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【秘録金正日(44)】女性だけを選抜「喜び組」の原型 暗室でやり放題、秘密パーティーの中身とは…

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【秘録金正日(44)】
女性だけを選抜「喜び組」の原型 暗室でやり放題、秘密パーティーの中身とは…

金正恩体制下の幹部向け宣伝映像に登場した高英姫(左)と金正日=2012年6月(RENK提供) 金正恩体制下の幹部向け宣伝映像に登場した高英姫(左)と金正日=2012年6月(RENK提供)

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 高英姫(コ・ヨンヒ)らが日本公演を終えて帰国した後、万寿台(マンスデ)芸術団には「親愛なる指導者同志公演室」が設置された。後に「喜び組」と呼ばれることになるグループの原型といえる組織だ。任務は、金正日(キム・ジョンイル)主催のプライベートなパーティーを盛り上げることだった。

 指導者を喜ばせるため、芸術団は「公演組」「喜劇組」「重奏組」を選抜したが、全て女性だけで構成された。高も所属した公演組は当初、10人の踊り子で結成され、正日の秘密パーティーで、参加者と一緒に踊ったり、側近らのそばに座って酒を注いだりする“ホステス役”を担った。

固定パートナーから同棲

 秘密パーティーで踊った経験を持つ万寿台芸術団出身の申英姫(シン・ヨンヒ)の手記『私は金正日の「踊り子」だった』によると、パーティーは窓一つない暗室のような暗い部屋で催された。

 踊り子らには、あらかじめ、テーブル番号とその席に座る幹部、その隣で接待役をする各自の名前を記したメモが配布された。

 パーティーへの参加初日に申は、金正日に直接酌をする機会を得る。そのときの「感動」をこう記した。「指導者同志にお酒をお注ぎして、あの方から直接褒めてもらえるなんて…。まるで夢をみているような気分だった。心臓の鼓動が聞こえるようだった」

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