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【経済インサイド】なぜスズキは自動車業界でモテモテなのか? GM、VWとの相次ぐ“離婚”も求婚者後を絶たず

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【経済インサイド】
なぜスズキは自動車業界でモテモテなのか? GM、VWとの相次ぐ“離婚”も求婚者後を絶たず

 スズキは1981年からGMと資本・業務提携していたが、2008年のリーマン・ショック後にGMの経営悪化で提携を解消。ハイブリッド車(HV)など環境対応車の開発で厳しい競争にさらされる中、新たな提携先としてVWを選び、09年12月に契約に調印した。

 成長する小型車や新興国の市場を得意とするスズキの技術力に、世界で1、2位を争う規模を誇るVWの財務力の組み合わせは大きな相乗効果が期待された。だが、経営への関与を強めるVWに対し、スズキ側は「『独立』の考えに大きな開きがある」と不信感を募らせた。

災い転じて…

 その結果、スズキは11年11月にVWとの決別を目指して提訴。だが、VWが筆頭株主として居座り続ける限り第三者との新たな提携に踏み出せず、係争中の約4年間にわたって単独での研究開発を強いられた。

 8月に発売した主力小型乗用車「ソリオ」の新型は、同社の小型車として初めてハイブリッド技術を導入。鈴木会長は「提携がこういう結果になったので、従業員が奮起した。災いが転じて福となした」と自社開発の成果に胸を張る。

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