産経ニュース

【衝撃事件の核心】川崎・老人ホーム連続転落死 暴行、虐待、窃盗も続々と発覚 施設で何が起こっていたのか? 

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
川崎・老人ホーム連続転落死 暴行、虐待、窃盗も続々と発覚 施設で何が起こっていたのか? 

高齢入所者3人が相次いで転落死した有料介護付き老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」=9月6日、川崎市幸区(那須慎一撮影) 高齢入所者3人が相次いで転落死した有料介護付き老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」=9月6日、川崎市幸区(那須慎一撮影)

足骨折の対応の遅れに「不手際だった」

 「すぐに連絡してほしかった。自分たちで判断したかった」

 こう話すのは、母親を同施設に預けていたきょうだい(姉と弟)。認知症を患っている母親が今年8月に大腿骨を折ったときのことだ。職員が午前2時ごろに骨折に気付いたが、意識はあるなどとして様子見の対応が取られ、病院搬送されたのは午前9時すぎてから。家族に「緊急性はない」と、施設から連絡があったのもその時だった。

 施設の当直日誌には「頭部を出血したが、すぐに止血。足が痛い」と書かれており、対応の遅れに不満を抱いて施設側を問いただすと、「不手際だった」と非を認めたという。

 母親の骨折は全治4週間。その後のリハビリには、さらに3カ月かかるとして入院を続けている。

 「施設の男性職員が来ると、怖がったり、嫌がったりすることがあった。暗い感じだった」

 入所していたときの様子を振り返るきょうだいは、母親が入院後に笑うようになったことに気付いた。

 「アミーユにいたときには、私たちが帰ろうとすると、『自分も一緒に帰りたい』と言っていた」

 退院後の母親を同施設に戻すつもりはなく、別の施設を探しているという。

このニュースの写真

  • 川崎・老人ホーム連続転落死 暴行、虐待、窃盗も続々と発覚 施設で何が起こっていたのか? 

「ニュース」のランキング