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【トレンド日本】リカちゃん&シルバニアファミリーの2強時代に終止符か? バンダイが「ここたまハウス」で殴り込み

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【トレンド日本】
リカちゃん&シルバニアファミリーの2強時代に終止符か? バンダイが「ここたまハウス」で殴り込み

バンダイがドールハウス市場に再挑戦するため生み出した「ここたまハウス」シリーズ。キャラクターが多く、ハウスを自分なりに飾り付けるパーツを用意し、買い足したくなる仕組みだ=東京都台東区のバンダイ(日野稚子撮影) バンダイがドールハウス市場に再挑戦するため生み出した「ここたまハウス」シリーズ。キャラクターが多く、ハウスを自分なりに飾り付けるパーツを用意し、買い足したくなる仕組みだ=東京都台東区のバンダイ(日野稚子撮影)

変わらぬことへの安心感

 どこか懐かしさ漂う「シルバニア村」に暮らす動物の家族は父と母、男の子と女の子、赤ちゃんに双子を含め7人で暮らす-。もう一方の老舗、エポック社(台東区)のDH「シルバニアファミリー」シリーズは昭和60年3月に初登場し、今年30周年を迎えた。「62年に進出した英国では今、女児が一度は遊ぶドールハウスとして認知され、英国発の玩具と思っている人さえいる」と、シルバニア本部ブランディング部ブランディング室マネージャーの前(まえ)美里さんは笑う。現在では世界55の国・地域で展開しており、昨年末までの世界累計販売数は人形1億2000万個、ハウスも同1500万個に達している。

 シルバニア登場以前、エポック社には女児向け商品がほとんどなく、野球盤シリーズなど男児向けに強い玩具メーカーとの位置づけだった。「女児向けの商品開発の中で、着せ替え人形はあっても、家具の配置などで楽しむ本格的なドールハウスは子供向けにはなかった。子供の手に持ちやすい大きさの人形で、日本の家屋事情を踏まえたサイズ感のハウスを検討した」(前さん)。

 自分も子供時代に遊んで親となって買い与えたり、子供が遊ばなくなって自分が飾ったりと、大人のファンが多くいるのが強みだ。前さんは「人形の顔つきを優しい感じにしたり、二槽式洗濯機をドラム式に変えたり車を発売したりと、社会環境に合わせて微調整はしてきた。しかし、シリーズそのものの世界観は変えず、いつ買い与えても陳腐にならない安心感こそ、世代をつなぎ、手にとってもらえる源流」と分析する。

 30周年を迎え、平成21年に休止した有料会員制度を再開した。有料会員専用オンラインショップでは、着せ替え衣装など小売店での扱いが難しい小物類を販売するなどファンサービスを拡充、コアから入門者までをていねいにフォローしていく方針だ。

            

 150億円規模と推計されるDH市場で、老舗2社はそれぞれに手堅いファン層を持っている上に「工夫」と「努力」を怠らない。3強の時代の到来となるか否か。まずはバンダイの“再挑戦”スタートへの評価に注目したい。

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