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【酒井充の野党ウオッチ】朝日新聞や民主党が絶賛した8・30国会デモは、デマと罵詈雑言が飛び交う「異常空間」だった…

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【酒井充の野党ウオッチ】
朝日新聞や民主党が絶賛した8・30国会デモは、デマと罵詈雑言が飛び交う「異常空間」だった…

 作家の森村誠一氏は「戦争は女性を破壊する」として、「安倍政権は女性を殺そうとしている」と主張した。さらに先の大戦を引き合いに「ばかばかしい戦争を安倍は再びできるような、可能な国家にしようとしている。絶対に安倍を許さない」と訴えた。また呼び捨てだ。

 ほかにも憲法学者、弁護士、宗教者らが次々と発言した。「集団的自衛権は違憲だと言っていたのだから、政府は法案が合憲であることを証明しなければならない」(浦田一郎明治大教授)と、法律論に絡めて批判する主張もあった。

 だが、発言者の大半は「立憲主義に反する」「戦争法案反対」などの単純な叫びだった。安保法案の反対集会だと思っていたら、原発再稼働反対や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対の声も上がった。

 安保法案反対を訴える一方、北朝鮮や中国の軍事的な脅威など、日本を取り巻く安全保障環境の変化や危機感を指摘する声は、各界から登壇して発言した15人からはなかった。とにかく「安倍憎し」の大合唱だ。いくら気勢を上げるための集会とはいえ、あまりにも物事を単純化しすぎており、理屈も何もない。罵詈雑言による糾弾、事実に基づかない一方的な見解の披露、論理を許さない問答無用の殺気だった空気には恐怖さえ感じた。

 もっとも、集会参加者が「守れ」と訴える日本国憲法は、公共の福祉に反しないならば集会の自由、表現の自由を保障している。法律でくくれない礼節の問題があるとはいえ、一般の人が何を言っても原則自由だが、岡田氏は、こうした人たちに「力を貸してほしい」と訴えた。

 枝野幸男幹事長は「安保法制に対する批判、不安が大変大きなうねりになっていることが改めて痛感させられる事態だった」と述べた。“党公認の集会”と言ってもいいのだろう。集会には、とても満足そうな笑みを浮かべる菅直人元首相の姿もあった。民主党はそういう政党なのだということがよく分かる集会だった。

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