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【経済インサイド】TPP交渉、9月合意は絶望的… 政府高官「もう漂流しているかも知れない」 フロマン氏の「クビ」説も… 

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【経済インサイド】
TPP交渉、9月合意は絶望的… 政府高官「もう漂流しているかも知れない」 フロマン氏の「クビ」説も… 

TPP閣僚会合の閉幕後、共同記者会見する甘利TPP相(左)とフロマン米通商代表=7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)

 日本も今秋の臨時国会で関連法案を処理するシナリオを描いてきたが、交渉の遅れで間に合いそうにない。来年の通常国会で処理するとしても、来夏の参院選が近づくほど、TPPに反発する農業票の離反を恐れて、与党内の先送り論が強まる可能性もある。

 各国政府は議会の承認を得て協定を批准し、一定の国が批准した時点で協定が発効する。発効の要件は、経済規模ベースで一定の割合を超えた時点とする方向だ。参加国内の経済規模の8割を占める日米が批准しないと、発効できないとみられる。

 合意しても、批准が先送りされると、米大統領選後に交渉が仕切り直しとなる懸念があり、「一気に決着をつけないと、米国の次期政権発足まで交渉は中断ということになりかねない」(交渉筋)。

 だが、7月の閣僚会合が失敗に終わったことで、参加国の合意に向けた機運が低下してきているのは否めないのが現状だ。

 ある交渉関係者は自嘲気味につぶやいた。

 「交渉はもう漂流しているのかもしれないね…」(本田誠)

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