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【経済インサイド】TPP交渉、9月合意は絶望的… 政府高官「もう漂流しているかも知れない」 フロマン氏の「クビ」説も… 

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【経済インサイド】
TPP交渉、9月合意は絶望的… 政府高官「もう漂流しているかも知れない」 フロマン氏の「クビ」説も… 

TPP閣僚会合の閉幕後、共同記者会見する甘利TPP相(左)とフロマン米通商代表=7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)

 甘利氏は8月21日の会見で「9月中という風に期限を切って、残された課題の間合いを詰めていくという緊迫感と臨場感が必要」と強調。首相も8月26日、オバマ米大統領と電話会談し、TPP交渉の早期妥結に向け、緊密に協力していくことで一致した。

 自民党内では、9月26日にも会合が開かれるとの見方も浮上しているが、政府高官は「何の根拠もない」と否定。交渉筋は「9月中は会合を開けそうになく、合意はほぼ絶望的だ」と表情を曇らせる。交渉はいたずらに時間を空費している間に、刻一刻と漂流の様相を強めている。

〝難敵〟ニュージーランド…

 交渉が停滞しているのはなぜか。

 そもそも、7月の閣僚会合で合意できなかったのは、新薬データ保護期間で米国とオーストラリアの溝が埋まらず、乳製品の関税でニュージーランドが自国の主張に固執した影響が大きい。

 データ保護期間では、米国が自国に抱える大手新薬メーカーの利益に配慮して12年とするよう求めたのに対し、安価な後発薬の利用を促進して医療費を抑えたいオーストラリアは5年で譲らなかった。

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