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【経済インサイド】TPP交渉、9月合意は絶望的… 政府高官「もう漂流しているかも知れない」 フロマン氏の「クビ」説も… 

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【経済インサイド】
TPP交渉、9月合意は絶望的… 政府高官「もう漂流しているかも知れない」 フロマン氏の「クビ」説も… 

TPP閣僚会合の閉幕後、共同記者会見する甘利TPP相(左)とフロマン米通商代表=7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が“漂流”しかかっている。米ハワイ州で7月下旬に開かれた交渉参加12カ国による閣僚会合は大筋合意の「好機」と期待されたが、結局物別れに終わり、次回の会合開催も依然メドが立たないままだ。交渉筋の間では、9月中の合意は難しいとの見方も出始めており、TPPを成長戦略の柱に据える安倍晋三政権は焦燥感を強めている。

時間を空費

 「交渉が10月までずれ込むと、本当に漂流してしまうかもしれない」

 日本の政府高官はTPP交渉の先行きをこう危ぶむ。

 7月28~31日の閣僚会合は交渉の合意に不可欠とされた米貿易促進権限(TPA)法が6月に成立し、各国とも「最後の会合」(甘利明TPP担当相)とする構えだった。しかし、交渉は最後まで知的財産の新薬データ保護期間と乳製品の関税をめぐる対立が解けず、合意には至らなかった。

 甘利氏は閉幕後の記者会見で、次回の会合開催時期について「8月末までに会合を持った方がいいという共通認識がある」と語った。だが、その後は「参加国のうち複数が夏休みに入ってしまい、連絡が取れない」(政府高官)というありさまで、8月開催は早々に断念された。

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