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【経済インサイド】「ガラ軽」(ガラパゴス軽自動車)がスリランカで爆売れ! 1台250万円でも「メード・イン・ジャパン」のブランド力は健在

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【経済インサイド】
「ガラ軽」(ガラパゴス軽自動車)がスリランカで爆売れ! 1台250万円でも「メード・イン・ジャパン」のブランド力は健在

 輸入関税もかかるため、現地では250万~300万円になる可能性がある。深尾氏は「それだけの金額を払ってでも乗りたいと考える消費者がスリランカのような新興国には多くいる」と指摘する。

高くてもメード・イン・ジャパン

 現地の消費者は日系メーカーがタイやインドで生産した新車より、日本で生産された新車登録から間もない中古車を好む傾向にあるという。円安が続いていることも追い風だ。

 深尾氏は「これまで『ガラ軽の脱却』というのは軽で培った技術で開発した小型車を海外で生産・販売することが一般的な認識だった」と説明。ただ、「今後はスリランカのように日本製品を評価する市場を中古車流通を通じて開拓することも、もうひとつの解決策になる」と強調する。

 未使用車も含めた中古車の輸出が増え、国内に流通する中古車の在庫が減れば需給が逼迫(ひっぱく)して中古車価格は上昇、新車に買い替える際の下取り価格も上がる。そうなれば、消費税増税や軽増税などで伸び悩む新車市場にもプラスの効果を与える。

 スリランカの業者のサイトには、ワゴンRのほか、トヨタ自動車の小型HV「アクア」などの写真も多く掲載されている。日本の自動車メーカーにとっては今後、中古車の輸出戦略も無視できなくなりそうだ。(田村龍彦)

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