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【鉄道ファン必見】「ななつ星」「ゆふいんの森」…JR九州の「顔」を作った工業デザイナー・水戸岡鋭治氏 「通勤電車だからこそ革張りなんだ!」

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【鉄道ファン必見】
「ななつ星」「ゆふいんの森」…JR九州の「顔」を作った工業デザイナー・水戸岡鋭治氏 「通勤電車だからこそ革張りなんだ!」

JR九州の観光列車「或る列車」=北九州市

 《僕は椅子を重視しています。「外観が一番大事」「インテリアが大事」という人もいっぱいいますが、椅子が一番だと今でも思っています。予算が限られる中で、どこに一番お金を掛けるかというと椅子》。驚くべきことに新幹線だけでなく、九州では一部の通勤電車にまで、木製・革張りのシートが設けられている。かつて佐賀県に出張したときにその「817系」電車に乗って、これまた驚かされた。《革のシートで通勤できるんだから、九州の人は幸せです》と水戸岡さんは記すが、本当にそうだと思う。

 通勤電車に豪華な椅子を導入することには、当然ながら反対意見があったという。《JR九州の人みんなに「水戸岡さん、こんな本革と木を使ったら子どもたちが傷付けますよ、通学している生徒の中には不良もいっぱいいるんだから」って言われました。「じゃあ何ですか、プラスチックと合成皮革でやるわけ? そんなこと言わずに、最高のものを不良に提供しましょうよ」と言ってなんとか説得して、木と本革の通勤用の椅子を造ったんです》。

 ずいぶんと鉄道車両に大金を投じているようにも思えるが、新著には「贅沢だけど高価ではない」という章もある。先の800系電車は、700系電車よりもかなり高価かと思いきや《JR九州によれば、原価に大きな差はないそうです。それは僕たちが職人を見つけ、価格を交渉し、工程を管理しているからでしょう。デザイナーが三役も四役もこなすことでコストが下がり、さらに、スピードアップできて一貫性が守れるのです。本当の無駄が省けるようになるのです》とのこと。

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