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【スポーツ異聞】ヤワラちゃんの旦那は今… 2千安打達成を前に〝黄色信号〟 「代打屋」稼業の悲哀

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【スポーツ異聞】
ヤワラちゃんの旦那は今… 2千安打達成を前に〝黄色信号〟 「代打屋」稼業の悲哀

2000安打達成が目前に迫る中、足踏みする「中年の星」谷=ほっともっと神戸

 高井は「ひと振りで家族を養う」という気概と自負があり、そのための準備を怠らなかった。「代打屋」の使命は、ベンチやファンの願いに応える一発逆転の意外性にあるが、当時と明らかに違うのは「投球術の向上」「飛ばないボール」などの影響で代打を取り巻く環境が厳しさを増している点だ。

 ちなみに、「代打」は英語で「ピンチヒッター」と言うが、打つ側からすればチャンスなのに、なぜピンチと呼ばれるのか-。ある事情通は「その昔、大リーグのルールで選手がけがや病気などやむを得ない理由がない限り、代打が認められなかった。チームにとってはピンチに出る打者だった。その名残ではないか」と解説する。

 いかなる状況でも代打を起用できる現行のルールでは、代打策は積極的な戦略といえる。2000安打の夢はかなわなくとも、代打屋・谷の起死回生の流し打ちをいま一度、目に焼き付けておきたい。右中間を真っ二つに破る二塁打は美しい放物線を描き、野球の魅力を最大限に引き出した。

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