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【スポーツ異聞】ヤワラちゃんの旦那は今… 2千安打達成を前に〝黄色信号〟 「代打屋」稼業の悲哀

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【スポーツ異聞】
ヤワラちゃんの旦那は今… 2千安打達成を前に〝黄色信号〟 「代打屋」稼業の悲哀

2000安打達成が目前に迫る中、足踏みする「中年の星」谷=ほっともっと神戸

 内心、忸怩たる思いもあるだろう。今季は1軍での出場機会に恵まれず、7月終了時点で安打数はわずか4と低迷。記録達成に早くも“黄色信号”がともり始めている。

一度のチャンスを生かす

 通常、打者は投手のクセを読みながら打席に立つため、その日の初打席よりも第2、第3打席の方がヒットの確率は高まる。代打屋は戦況をみつめ、投手のクセを盗みながら打席に立つが、バットコントロールに優れたイチロー(マーリンズ)でさえシーズン序盤、代打での起用で本来の打撃フォームを崩し、四苦八苦した経緯がある。当然のことながら、打席に立つ「経験」を重ねることで打者としてのセンスが磨かれるのである。

 谷のような球界屈指の職人でも、代打でコンスタントに結果を出せるほど、この世界は甘くない。しかも、プロ野球は年々「投高打低」の傾向が強まり、1度のチャンスをものにする代打男が生まれにくい状況がある。「年齢的な衰えと記録への焦り。このまま代打での起用が続けば、悲願達成の前に現役を終えるかもしれない」という声もある。

華麗なる「代打屋」の系譜

 1970年代、阪急全盛時に活躍した高井保弘は「代打男」の異名を取り、27本の通算代打本塁打の金字塔を打ち立てた。「球界の春団治」と呼ばれた阪神一筋の川藤幸三は、プロ在籍19年のうち後半の半分は代打専門。限られた打席でも4年連続で3割超えという好打率を残した。

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